箱根駅伝2021 なぜ昨年ほど高速レースにならなかったのか分析

スポンサーリンク

先日に行われた箱根駅伝。昨年は7区間で区間新記録、往路記録、復路記録、総合記録が生まれ高速レースとなった。しかし今年は10000mなどのトラックレースで結果が出ていた選手も多かった中で区間記録はい区間のみとやや記録面では昨年以上の結果は出ていなかった。この件について自分なりに分析してみたいと思う。

箱根駅伝の結果はこちら

厚底シューズの使用率は?

昨年の好記録ラッシュで注目を集めたナイキの厚底シューズ。昨年はこのシューズが高速化した要因だと言われていましたが今年はどうだったのか。注目すべき結果はこちら

《シューズで見る箱根駅伝》ナイキ一強はどこまで続く? そしてついにアシックスが箱根路から消えた!(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
 超高速レースになるかと思われていた第97回箱根駅伝も、終わってみれば優勝した駒澤大学の総合タイムは10時間56分4秒。

こちらの記事によるとナイキの厚底シューズの使用率は96%。今だ高い使用率を誇っていた。つまりシューズの性能で大きく記録が変わったことはなさそう。

過去に優勝記録が変わったことはあるのか?

昨年の優勝タイムが10時間45分、今年が10時間56分と9分も優勝記録が変わっている。今まででこれだけ優勝記録に差があったことはあるのか。過去20年で5分以上遅くなったケースを調べてみた。

81回 駒澤大学 11時間03分48秒 → 82回 亜細亜大学 11時間09分26秒
88回 東洋大学 10時間51分36秒 → 89回 日本体育大学 11時間13分26秒
92回 青山学院大学 10時間53分25秒 → 93回 青山学院大学 11時間04分10秒

遅くなったことはこの3回。89回が遅くなったのは今でも記憶にあるが天候が原因。かなり向かい風がきつい大会でタイムも全体的に悪かった。悪天候のなか5区を服部選手(当時日体大)がさっそうと走って優勝した記憶がある。82回も天候によって左右された大会だった。往路は寒く小雨も降るような状況。寒さにやられた選手も多かった。しかし復路は晴れで気温が上がりトップを走っていた難波選手(当時順天堂大)が8区で脱水症状になったりアクシデントも多かった大会。この2大会は天候の影響が大きかったとみていいだろう。

しかし今大会はやや風はあったり、気温は低かったが天候が極端に悪かったというわけではない。だとすると93回大会と同じような状況だったとみるのがよさそうだ。

93回大会を振りかえると

93回大会は4区、5区の距離が変更となり前年と作戦が変わったことによる影響は1つあったが注目したいのは1区の区間記録。

93回第1区
服部弾馬(東洋大学) 1時間03分56秒

92回第1区
久保田和真(青山学院大学) 1時間01分22秒

前年より2分半以上遅い。ちなみに去年と今年の差は

96回第1区
米満怜(創価大学) 1時間01分13秒

97回第1区
鎌田航生(法政大学) 1時間03分00秒

約2分。1区がスローな展開になると全体のレースとしても遅くなりやすいという傾向がありそうだ。特に駅伝は流れが大事と言うが、1区の流れで全体的に遅くなってしまったというのも原因の一つではないだろうか。

コロナの影響も少なくない

いろいろ語ってはきたがコロナウイルスの影響というのも少なくはないだろう。10000mなどのトラックレースは好記録が連発したが、全区間20km以上の箱根駅伝は別物。しっかりとした準備が必要になる。

今年はコロナの影響で練習量が減ったという大学も増えていたし、夏合宿なのもできない大学もあった。ロードレースも次々中止になり経験を積む機会も少なかった。こういった要因がありスピードに不安はなくともスタミナに不安がある選手や監督は多かったのではないだろうか。そのため序盤からハイペースで走らすのではなく、序盤は落ち着いて入って後半しっかり走るといった戦術をとった大学が増えたのではないだろうか。

また日本選手権が12月にあり、そこに向けて準備した選手は20kmに対応しきれなかった選手も多いのではないだろうか。三浦選手(順天堂大)、吉居選手(中央大)、田澤選手(駒沢大)、太田選手(早稲田大)、中谷選手(早稲田大)、西山選手(東洋大)などは本来の実力通りという走りではなかったと思う。スピードだけでは攻略できない箱根駅伝の難しさが出た部分だと思う。

そもそも12月に日本選手権をやることになったのもコロナの影響。20kmを走る1か月前にトラックレースに準備の時間を割かなくてはいけなかったのは大きかったのだろう。

最後に

今回は高速レースにならなかったことについて分析しました。最後に間違って伝わってほしくないのが遅いレースだからと言ってダメなのではない。どんなレースでもドラマがありこの箱根駅伝というレースにかける思いは各選手ものすごく感じる。ただ要因について分析してみたかっただけなのだ。箱根駅伝はいろいろ語りたいことがある。明日も箱根駅伝のことを語るのでお楽しみに!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました