【日本選手権大会クロスカントリー2021】歴代優勝者が世界レベル~優勝が世界への登竜門~

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主要大会

第104回日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走/第36回U20日本陸上競技選手権大会クロスカントリー競走が2021年2月27日に福岡県海の中道海浜公園クロスカントリーコースにて行われます。

男子シニア10km、女子シニア8km、U20男子8km、U20女子6kmの4種目が行われてどの種目ともに激戦が予想されます。

本大会が日本陸上競技選手権大会と位置付けられたのは2016年から。

2016年以前は福岡クロスカントリー大会行われており、日本人選手だけでなく外国人選手も多く出場しておりました。

福岡クロスカントリー大会のシニアの部の歴代優勝者を見ていた時、「歴代優勝者が有名な選手が多すぎる」ということに気づいたので紹介していきたいと思います。

今大会の注目選手を紹介した記事はこちら

参考

JAAF日本陸上競技連盟公式サイト
大会要項
大会公式HP

福岡クロスカントリー大会&日本選手権大会の歴代優勝者

男子 女子
1996 ジェフ・シーブラー(カナダ) Liu Shixiang(中国)
1997 ジェフ・シーブラー(カナダ) 大南敬美(東海銀行)
1998 ジュリアス・ギタヒ(ケニア) 川上優子(沖電気工業)
1999 ジェフ・シーブラー(カナダ) キリー・リスク(オーストラリア)
2000 瀬戸智弘(カネボウ) ユリア・オルテアヌ(ルーマニア)
2001 山口洋司(NEC) ユリア・オルテアヌ(ルーマニア)
2002 サムエル・カビル(ケニア) 山中美和子(ダイハツ)
2003 サムエル・ワンジル(ケニア) エミリー・モンドー(カナダ)
2004 サムエル・ワンジル(ケニア) 市川良子(東京T&Fクラブ)
2005 サムエル・ワンジル(ケニア) メセレト・デファー(エチオピア)
2006 徳本一善(日清食品) 福士加代子(ワコール)
2007 ミカ・ジェル(ケニア) 絹川愛(仙台育英高校)
2008 ポール・クイラ(ケニア) マリア・コノワロワ(ロシア)
2009 ジョセフ・キプトゥー・ビレチ(ケニア) クセーニャ・アガフォノワ(ロシア)
2010 鎧坂哲哉(明治大) 小島一恵(立命館大学)
2011 ビタン・カロキ(ケニア) 新谷仁美(豊田自動織機)
2012 大迫傑(早稲田大) 新谷仁美(佐倉AC)
2013 チャールズ・ディランゴ(ケニア) 新谷仁美(ユニバーサルエンターテインメント)
2014 カレミ・ズク(ケニア) チャルチサ・テジュツ(バーレーン)
2015 ジョナサン・ディク(ケニア) 荘司麻衣(中京大)
2016 市田孝(旭化成) 阿部有香里(しまむら)
2017 鬼塚翔太(東海大) 一山麻緒(ワコール)
2018 大迫傑(ナイキ) 木村友香(ユニバーサルエンターテインメント)
2019 坂東悠汰(法政大) 田中希実(ND28AC)
2020 浦野雄平(國学院大) 石澤ゆかり(エディオン)

世界的に活躍した選手

サムエル・ワンジル(ケニア)

仙台育英高校からトヨタ自動車九州へ進み日本で活躍した選手。

2008年北京オリンピック男子マラソン金メダリストであり、元ハーフマラソン世界記録保持者でもある。

仙台育英高校時代には、全国高等学校駅伝競走大会で3年連続区間賞の活躍。当時の高校駅伝の新記録樹立に貢献した。

2003年~2005年に3連覇しているがこれはすべて仙台育英高校時代に成し遂げてもの。

高校生でありながらシニアの部で優勝しており、当時からポテンシャルは素晴らしかった。

仙台育英高校卒業後、トヨタ自動車九州へ入社。

トヨタ自動車九州時代は10000mでジュニア世界新記録、ハーフマラソン世界記録など世界を舞台に活躍。

トヨタ自動車九州退社後に行われた北京オリンピックでは五輪新記録で優勝した。いまだにこの記録は破られていない。

その後もマラソンで活躍するが、2011年事件に巻き込まれ亡くなってしまった。

日本で成長し、世界で活躍した代表的なケニア人であった。

メセレト・デファー(エチオピア)

主に5000mで活躍した選手。

オリンピックには2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドンの3大会に出場。

アテネ、ロンドンでは金メダル、北京では銀メダルを獲得した。

世界選手権には2005年ヘルシンキから2013年モスクワまでの5大会に出場し、金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル2個とすべての大会でメダルを獲得。

長年5000mの世界トップを走り続けた選手。

福岡クロカンには2005年に出場し、優勝を飾っている。

そんな選手が出場するこの大会は、当時から世界的にみても注目度の高い大会だったといえる。

ビタン・カロキ(ケニア)

世羅高校からエスビー食品、DeNA、トヨタ自動車と進み日本で活躍している選手。

オリンピックに2大会、世界選手権に3大会10000mケニア代表として出場し、すべてで入賞を果たしている。

2015年には世界クロスカントリー選手権で準優勝した経験もある。

長年日本で活躍しているので知っている人は多いのではないだろうか。

実績だけではなく人間性も素晴らしく、東京オリンピックマラソン日本代表の服部選手が最も尊敬している選手でもある。

現在はその服部選手と同じトヨタ自動車で現役を続けている。

日本記録保持者

福士加代子(ワコール)

女子5000mの日本記録保持者。

トラック、マラソン、駅伝で長年日本の長距離界を引っ張ってきた選手。

オリンピックに4大会、世界選手権に5大会出場しており、2013年モスクワ大会ではマラソンで銅メダルを獲得している。

現在5000mは新谷選手、田中選手、廣中選手らが好記録を連発しているが、福士選手の日本記録はいまだ破られていない。

福岡クロカンには2006年に優勝しており、同年に行われた世界クロスカントリーでは6位入賞している。

昨年のクイーンズ駅伝で「駅伝は最後」と表明しており、今後の現役生活について注目が集まる。

大迫傑(ナイキ)

3000m、5000m、マラソンの日本記録保持者。

昨年の東京マラソンにて自身の持っていたマラソン日本記録をさらに更新し、東京オリンピックマラソン代表の座を獲得した。

福岡クロカンには2012年、2018年に優勝している。

特に2012年のレースはゴール手前まで佐藤悠基選手とのデットヒート繰り広げての優勝と印象深い。

現在はナイキ・オレゴン・プロジェクト所属し、プロランナーとして活躍中。

東京オリンピックではメダルの期待がかかる。

新谷仁美(積水化学)

昨年の日本選手権で10000mの日本記録を樹立した選手。ハーフマラソンの日本記録保持者でもある。

福岡クロカンでは実業団時代の2011年~2013年まで3連覇。

その後、一度引退するが再び競技に復帰。

昨年の日本選手権で10000m日本記録を樹立し、オリンピック代表を獲得した。

現在では積水化学に所属しながら、TWOLAPSを拠点に練習を行っている。

田中希実(豊田自動織機TC)

1500m、3000mの日本記録保持者。

昨年の日本選手権では5000mで優勝し、東京オリンピック代表を獲得した。

昨年は1500mでも優勝、800mでも4位入賞。

800m~10000mまでこなすマルチランナーでクロスカントリーでも実績を残している。

今大会にもエントリーしており、2年ぶりの優勝の期待がかかる。

その他の有力選手

ジェフ・シーブラー(カナダ)選手:10000mのオリンピック代表に2度選ばれているカナダではトップクラスの選手。日本の実業団に所属していた経験も持つ。

川上優子(沖電気工業):1996年アトランタオリンピック、2000年シドニーオリンピック10000m代表。アジア大会では優勝経験を持つ。

山中美和子(ダイハツ):現在のダイハツの監督。2020年に廣中選手に破られるまで都道府県代表女子駅伝1区の区間記録を保持していた。

徳本一善(日清食品):現在の駿河台大学監督。法政大学時代「ビジュアル系ランナー」として話題を集めた。

絹川愛(仙台育英高校):10000mジュニア日本記録ならびに日本高校最高記録保持者。2度の世界選手権代表経験を持つ。本大会も高校生ながらシニアの部で優勝している。

一山麻緒(ワコール):東京オリンピックマラソン日本代表。先日の大阪国際マラソンでも優勝。今後のマラソン界期待の星。

坂東悠汰(富士通):昨年の日本選手権5000m優勝者。東京オリンピック代表への有力選手。

最後に

今回は福岡クロスカントリー大会および日本選手権大会クロスカントリーの歴代優勝者について解説しました。

日本選手権なので日本のトップ選手が優勝していたのは知っていましたが、福岡クロスカントリー大会時代にワンジル選手やデファー選手が優勝していたのは意外でした。

やはりこの大会で優勝することは世界と勝負するための登竜門的なレースであることを実感しました。

今年の大会も有力選手が多く出場し、誰が勝つか分からないレースとなっています。

どの選手が優勝するのか楽しみにしていきたいと思います。

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